
2025年現在、成人式の振袖スタイルで髪を下ろすダウンスタイルが人気を集めています。
「振袖にはアップスタイル」というイメージが強いかもしれませんが、ダウンスタイルでも振袖に合わせた華やかで個性的なヘアアレンジが可能です。
- 振袖で髪を下ろすのはマナー的にOK?
- 2025-2026年トレンド!振袖に似合うダウンスタイル5選
- 振袖に髪を下ろす際の注意点
- タイプ別|振袖におすすめのダウンスタイルヘア
- 周りと差をつける!個性派ダウンスタイルアレンジ
- 成人式でダウンスタイルをキレイに見せるコツ
この記事では、振袖に髪を下ろす際の注意点や、2025年~2026年トレンドのおすすめのダウンスタイルについて詳しく解説します。
振袖で髪を下ろすのはマナー的にOK?

そもそも成人式の振袖で髪を下ろしてもよいのか、和装のマナーが気になっている方もいることでしょう。
結論から言うと、振袖の時に髪を下ろしたダウンヘアにしても、成人式のマナーとしてはまったく問題ありません。
ダウンスタイルが成人式で増えてきている
2025年現在では、成人式で髪を下ろしたスタイルを選ぶ方が増えています。
2024年の前撮りシーズン頃から髪を下ろすスタイルがSNSを中心に話題になり、振袖のトレンドヘアとして注目されるようになりました。
今までは振袖にはアップヘアが主流でしたが、個性を大切にする時代の流れもあり、「自分らしいスタイル」を求める方が増えてきたことが理由のひとつと言えるでしょう。
ダウンスタイルの魅力は、人と被らない個性的な雰囲気を演出できること。
さらにヘアアレンジの種類が豊富で、自分好みのスタイルを作れる点も人気の理由です。
振袖にはアップヘアが定番の理由

振袖にアップスタイルが定番とされてきたのは、以下の理由が挙げられます。
- 着物の衣紋(後ろの衿部分)や華やかな帯結びが隠れないようにするため
- 和装には髪の毛をきっちりまとめるのが美しいというイメージ
- 第一礼装としてきちんとした印象を与えるため
しかし最近では振袖の着こなし方も多様化し、ダウンスタイルも振袖ヘアのひとつとして受け入れられてきています。
髪を下ろすヘアスタイルが似合う振袖のテイストは?

「振袖に髪を下ろすと似合わないのでは?」と心配される方もいますが、実はどんな振袖にも合わせやすいスタイルです。
ダウンスタイルは、古典柄、モダン柄、レトロ柄など、どんなテイストの振袖にも合わせることができます。
髪を下ろすからといって、振袖選びを制限する必要はありません。
ダウンスタイルは振袖のテイストに限らず、着る人の個性を際立たせられる髪型。
アレンジのバリエーションも豊富なので、さまざまな振袖に合わせてコーディネートを楽しめます。
和服に髪を下ろすスタイルはマナー違反?NG?
和服に髪を下ろすスタイルは、決してマナー違反ではありません。
特に成人式の振袖に合わせる髪型選びは、個人の好みによるところが大きく、TPOを守りつつ自由なスタイルを楽しむことが主流となっています。
華やかなアップスタイルが古くからの定番である一方で、ダウンスタイルも時代に合わせて受け入れられています。
自分らしい個性を表現する方法として、またトレンドを取り入れる手段として、髪を下ろすスタイルは成人式や前撮りにもおすすめの選択肢の一つです。
ただし家庭によっては、振袖にはアップスタイルが好まれる場合もあります。
事前に家族と相談しておくとより安心です。
2025-2026年トレンド!振袖に似合うダウンスタイル5選
2025年から2026年にかけて、振袖に似合うダウンスタイルが注目を集めています。
前撮りや成人式の際にトレンドとして取り入れたい、振袖にぴったりのダウンスタイル5選を紹介します。
①編み下ろし

編み下ろしは、華やかさと上品さを兼ね備えたスタイルです。
編み込みや三つ編みなどにまとめた髪を後ろや左右に下ろすアレンジで、クラシカルな印象が振袖との相性抜群。
リボンや花飾りをアクセントに使うと、一層華やかさが増します。
編み目のデザインやボリュームによっても雰囲気が変わるので、なりたいイメージに合わせてオーダーしましょう。
②玉ねぎヘア

玉ねぎヘアは、文字通り玉ねぎのように丸く分かれた髪が特徴的なトレンドスタイルです。
髪をいくつかに分けてゴムで結びボリュームを持たせることで、個性的でありながらもきちんと感のある上品さを演出できます。
ツインテールやポニーテールのオニオンヘアなど、アレンジによって雰囲気が変わるのも特徴です。
ダウンヘアの中でもトレンド感のある髪型をお探しの方にとくにおすすめです。
③ハーフアップ

ハーフアップは上品さと軽やかさを両立できるヘアスタイルです。
トップのみ髪をまとめて残りの髪を下ろすことで、顔周りがすっきりして振袖とも好相性。
下に下ろす部分の髪をゆるく巻くことで、より華やかな印象に仕上がります。
トップ部分に編み込みなどを組み合わせてもおしゃれです。
ハーフアップは振袖姿全体のバランスを取りやすく、どなたでも挑戦しやすいスタイルです。
④ポニーテール

ポニーテールは、シンプルですっきりした印象が演出できるヘアスタイルです。
振袖にポニーテールの組み合わせは、清楚で清潔感のある雰囲気を引き立てます。
ヘアゴムやリボンで留めた部分に髪飾りを添えることで、さらに華やかさを演出することができます。ポニーテールに水引や金箔を組み合わせるのもトレンドです。
すっきりまとめたポニーテールは動きやすく、長時間の着用でもストレスを感じにくいのも魅力です。
⑤ストレートロングのダウンスタイル

ストレートロングのダウンスタイルは、シンプルながらも個性が際立つ点が魅力です。
ロングヘアのストレートをそのまま下ろしたヘアスタイルは、エレガントで大人っぽい印象を与えます。
特に髪の質感が重要な髪型のため、ヘアケアに力を入れている方や髪の美しさを活かしたい方におすすめです。
黒髪のストレートロングは、落ち着いたかっこいい雰囲気の振袖姿によく合います。
振袖に髪を下ろす際の注意点

振袖に髪を下ろすスタイルで注意すべき点をまとめました。
【髪の長さ別】ヘアアレンジのポイントと注意点
髪の長さ別に、髪を下ろすスタイルのヘアアレンジのポイント&注意点をみていきましょう。
ショート・肩上ボブ
ショートや肩上ボブの方が振袖に髪を下ろすスタイルを選ぶ場合、髪飾りの付け方に注意が必要です。
髪が短いと髪飾りが止まりにくいことがあるため、ピンなどを使用してしっかりと固定することで美しいヘアスタイルに仕上がります。
また、ショートヘアやボブヘアはまとめ髪とちがってカジュアルな印象になりやすいため、振袖に合わせる際はしっかりと髪の毛をスタイリングしてきちんと感を演出するのも大切なポイントです。
ミディアム・セミロング
ミディアムやセミロングの長さは、振袖に合った髪を下ろすスタイルとして最もバランスが取りやすい長さです。
ちょうどよい長さで、さまざまなヘアアレンジが可能。
注意点は特にありませんが、毛先をきれいに整えることでより洗練された印象に仕上がります。
ミディアムやセミロングはダウンスタイル・アップスタイルどちらにもアレンジしやすい長さなので、お気に入りのヘアスタイルを見つけてみてください。
ロング
ロングヘアの方は、振袖に髪を下ろす際に髪が振袖や帯を隠してしまう点に注意が必要です。
しかしその分アレンジの幅も広く、玉ねぎヘアやポニーテールなどのトレンドスタイルも楽しめます。
着付け後に髪を前に持ってくれば、華やかな帯結びの後ろ姿もきれいに見せることができます。
ただしあまりにも髪が長すぎるとアレンジが難しくなるので、適度な長さに整えておきましょう。
ダウンスタイルだと振袖が汚れる?対策は?

ダウンスタイルの場合、振袖に整髪料や髪の油脂が付くリスクはありますが、振袖の汚れを過度に心配する必要はないでしょう。
ダウンヘア・アップヘアに関わらず、多少なりとも振袖に髪の毛が触れることはあります。
ただし実際に花てまりのお客様の中で、髪の毛が原因となり振袖が汚れて問題になった例はありません。
お店側も髪が振袖に触れることは想定しており、ほとんどのレンタル振袖にはガード加工が施されているので、汚れることを気にしすぎなくてよいでしょう。
注意点としては、ヘアオイルやヘアスプレーなどの整髪料をつけすぎないことです。
それでも不安な場合は、振袖をレンタルする時に「追加保証サービス」に加入するのもひとつの手です。
タイプ別|おすすめの振袖ダウンスタイル ヘアアレンジ

振袖に似合うダウンスタイルについて、タイプ別におすすめのヘアアレンジを紹介します。
大人っぽいタイプ:ストレートダウンスタイル・玉ねぎヘアなど
大人っぽいタイプの方は、ストレートのダウンスタイルや玉ねぎヘアがぴったりです。
きちんとまとまったストレートヘアは、シンプルでありながら落ち着きのある上品な印象。
着る人の大人っぽさを引き立てます。
トレンドの玉ねぎヘアでは、特にポニーテールアレンジがまとまりのあるきちんと感で◎。
髪の毛をふんわりさせ過ぎずにきちんとまとめるヘアスタイルがおすすめです。
可愛らしいタイプ:ツインテール・編み下ろしなど
可愛らしいタイプの方は、ツインテールや編み下ろしがおすすめです。
髪の毛を2つに分けるツインテールは、顔周りの髪がふんわりと広がることでガーリーな印象に。
編み下ろしには花やリボンを添えることで、華やかさと愛らしさが強調されます。
髪の毛のふんわり感を意識したヘアアレンジがぴったりです。
かっこいいタイプ:黒髪ロングストレート・ポニーテールなど
かっこいいタイプの方は、黒髪のロングストレートやポニーテールがよく合います。
黒髪のロングストレートは、クラシカルでありながら個性的でクールな雰囲気に。
スーパーロングで前髪をぱっつんにすることで、よりスタイリッシュな印象を与えます。
ポニーテールもすっきりとシンプルにまとまり、振袖をかっこよく着こなしたい方におすすめです。
ツヤ感を意識して髪の毛をきれいにまとめることで、クールビューティーな印象が際立ちます。
周りと差をつける!振袖に映える個性派ダウンスタイルアレンジ
振袖に映える個性的なダウンスタイルアレンジ5選を画像とともに紹介します。
1位:編み下ろしスタイル

編みおろしスタイルはダウンスタイルの定番。
皆から愛される人気のヘアスタイルです。
2位:玉ねぎスタイル

玉ねぎスタイル(オニオンヘア)は、2025年現在人気が出てきているスタイル。
可愛らしさをいっぱいにしたい方におすすめです。
3位:ねじねじツインテールスタイル

ねじねじツインテールは、これから人気が出そうなダウンスタイル。
まだする人が少ないので、なるべく人と被りたくない人におすすめの髪型です。
4位:ポニーテールスタイル

ポニーテールは、クールなイメージのおしゃれを演出したい方におすすめ。
かっこよさと可愛さを兼ね備えた、いいとこどりのヘアスタイルです。
5位:ポニーテールリングスタイル

ポニーテールリングを付けることで人とは違ったダウンスタイルになり、おしゃれで個性的な印象に。
成人式でダウンスタイルをキレイに見せるコツ

ダウンスタイルを美しく見せるためには、髪質やヘアスタイルに合った事前の準備が重要です。
- 成人式当日の1週間前に美容室へ
- 小顔効果を狙うポイント
- 後ろ姿の撮影では髪を前にもってくる
成人式当日の1週間前に美容室へ
成人式に向けては、式典当日の1週間前を目安に美容室に行くのがおすすめです。
ボリュームや髪質を調整するためのカットやトリートメント、ヘアカラーを行い、希望するダウンスタイルに合わせて準備をしましょう。
髪質改善が必要な場合は、1ヶ月前からのケアが効果的です。
前撮りも同様に、撮影日の1週間前に美容室へ行き髪の毛を整えましょう。
小顔効果を狙うポイント
ダウンスタイルで小顔効果を得るためには、サイドの髪を残すヘアアレンジがおすすめです。
顔周りに髪を下ろすデザインを取り入れることで、顔の輪郭を柔らかく見せることができます。
成人式で小顔効果を求める方は、前髪や顔周りの髪の毛を意識したヘアアレンジを選びましょう。
後ろ姿の撮影では髪を前にもってくる
ダウンスタイルで振袖の後ろ姿を撮影する際は、髪を前にもってくることを意識しましょう。
後ろ姿を撮影するタイミングで髪の毛を前に下ろすことで、帯や衣紋を隠さず美しい振袖姿を写真に収めることができます。
振袖姿は華やかな帯結びも魅力の一つなので、後ろ姿を撮影する際にはぜひ覚えておきたいポイントです。
まとめ
振袖に髪を下ろすヘアスタイルは、近年のトレンドとして定着しつつあります。
アップスタイルが主流ではあるものの、ダウンスタイルもマナー的には問題なく、個性的なコーディネートを楽しむことができます。
髪型選びの際は、髪の長さや振袖のデザイン、全体の雰囲気を考慮しながら、自分に合ったスタイルを見つけてください。
花てまりでは、振袖のプロがあなたのなりたい振袖姿をサポートします。
髪の毛を下ろすヘアスタイルでのトレンド感のある振袖姿も花てまりなら叶います。
振袖の下見の際になりたいイメージをぜひご相談ください。