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振袖の袖の長さはバランスが大切!ベストな長さや袖が長すぎる・短すぎる場合の対処法を解説

振袖の袖の長さはバランスが大切!ベストな長さや袖が長すぎる・短すぎる場合の対処法を解説

成人式で着る振袖は、華やかな長い袖が特徴のひとつです。そんな振袖の「袖の長さ」については

「振袖の袖ってどのくらいの長さがあるの?」
「そもそも振袖の袖ってなんで長いの?」

など気になる点も多いはず。

とくにこれから振袖を選ぶ方にとっては、自分にあったベストな袖の長さも気になりますよね。

今回は、成人式で着用する「振袖の袖の長さ」について徹底解説します。

ママ振袖などを着る方に向けて、振袖の袖が長すぎるor短すぎる場合の対処法も紹介していきます。

振袖の袖の長さには意味があった!ほかの着物とのちがい

振袖の袖の長さはバランスが大切!ベストな長さや袖が長すぎる・短すぎる場合の対処法を解説

通常の着物にくらべて袖が長く華やかな振袖。
そもそも振袖の袖はなぜ長いのでしょうか?

通常の着物の袖の長さが約50㎝なのに対し、成人式の振袖は袖の長さが95~100㎝とおよそ2倍の長さがあります。

振袖の袖がふつうの着物にくらべて長い理由と、振袖を着られる年齢についてみていきましょう。

振袖の袖が長い理由は?

振袖の袖が長い理由は、主に以下の3つがあげられます。

【振袖の袖が長い理由】

  1. 厄を払うため
  2. 良縁を呼びこむため
  3. 若さの象徴として

振袖には「長い袖で厄を払う」という意味が込められています。
女性は19歳ではじめての厄年を迎えるため、厄払いとして成人式で袖の長い振袖が着用されてきました。

日本では古くより「袖を振る」動作が異性に思いを伝える意味をもち、長い袖には良縁を引き寄せる願いも込められます。

また着物の長い袖は若さの象徴でもあるため、若い新成人の女性の晴れ着にぴったりの衣装といえます。

振袖を着られる年齢について

振袖は「未婚女性」の正装(第一礼装)なので、未婚であれば年齢を問わず着ることができます。

「振袖を着られるのは〇歳まで」という年齢制限はないので、芸能人など年配であっても未婚の方は振袖を着ている例も。

ただし一般的には、30代半ば~後半になると振袖ではなく訪問着を着る方が増えるとされています。

振袖は袖の長さで「大・中・小」の3種類にわけられる!

振袖の袖の長さはバランスが大切!ベストな長さや袖が長すぎる・短すぎる場合の対処法を解説

実は、振袖は袖の長さで3種類に分けられます。

  1. 大振袖:袖の長さ104~120㎝
  2. 中振袖:袖の長さ95~100㎝
  3. 小振袖:袖の長さ60~85㎝

振袖は、袖の長さが長いほど改まった装いになります。
3種類の振袖について、特徴や着用シーンについてみていきましょう。

①婚礼用の「大振袖」

もっとも袖が長い「大振袖」は、主に婚礼衣装として着用されます。

袖の長さは104~120㎝と長く、床すれすれのくるぶし辺りまで袖があり豪華な印象です。

一番格の高い振袖で、結婚式で花嫁のお色直しで着られることの多い衣装です。
大振袖は室内用で、裾部分を引きずるように着付けるため「引き振袖」や「お引きずり」とも呼ばれます。

②成人式で着る「中振袖」

一般的に成人式で着られるのは「中振袖」です。

袖の長さは95~100㎝が基本で、身長や体型にあわせて調整します。

中振袖は成人式のほか結婚式やパーティーにゲストで参加するときにも着られるため、もっとも着用の幅が広い振袖といえるでしょう。

世間で振袖といえば中振袖をさすことがほとんどです。

③卒業式で袴とあわせる「小振袖」

袖の短い「小振袖」は、卒業式で袴とあわせて着る振袖です。

ふつうの着物は袖の長さが約50㎝なので、小振袖の少し長めの袖がかわいらしさと若々しさを演出してくれます。

中振袖ほど袖が長くないため動きやすく、卒業式では多くの方が袴の下に小振袖を着用します。

【成人式の振袖】自分にあったベストな袖の長さは何㎝?

振袖の袖の長さはバランスが大切!ベストな長さや袖が長すぎる・短すぎる場合の対処法を解説

振袖を着用する際に、自分にはどのくらいの袖の長さがベストなのか気になりますよね。

せっかくの成人式、もっとも素敵に見える袖の長さで振袖を着こなしましょう。

一般的な振袖の袖の長さは1m前後が目安

成人式で着るのは中振袖なので、袖の長さは95~100㎝。
約1m前後が規定サイズとして定められています。

基本の袖の長さである1mを目安に、着る方の身長や体型にあわせて袖丈を調整します。
例えば同じ身長でもいかり肩となで肩とではベストな袖の長さはちがってきます。

振袖の袖はかならず膝より下、くるぶしより上にくるように設定するのがルールです。

規定サイズを基準に着る方にあった袖丈に調整することで、成人式の晴れ着としてふさわしい格の華やかな装いになります。

袖の長さはバランスが命!ベストな袖丈はお店で見てもらおう

振袖の袖の長さは、規定サイズの「1m」を基準に着用した際のバランスを見ながら決めるのが基本です。

ベストな振袖の寸法は、身長と体型によってさまざま。
とくに袖丈は、身長だけでなく肩の形や体の厚みなどでもちょうどよい長さが変わります。

そのため、試着せずにサイズ表のみで振袖を決める際には注意が必要。
ネットレンタルで振袖を注文した方で、届いた振袖の袖がイメージより長すぎた、短すぎたという声も。

ベストな袖丈で振袖を着こなしたい方は、お店で試着して全身のバランスを見てもらうことをおすすめします。

【振袖】袖の長さが長すぎるor短すぎる場合のデメリット

振袖の袖の長さはバランスが大切!ベストな長さや袖が長すぎる・短すぎる場合の対処法を解説

成人式で着る振袖の袖が長すぎたり短すぎたりすると、どんな問題があるのでしょうか?

意外と見落としがちな袖の長さですが、ベストな長さでないとさまざまなデメリットがあるので注意が必要です。

袖が長いことのデメリット

振袖の袖が身長や体型にくらべて長すぎると、以下のようなデメリットがあります。

【袖が長すぎることのデメリット】

袖が床についてしまうほど長いと、屋外で袖を引きずることになり振袖の汚れや破れにつながります。

また袖が長すぎることで着姿が下重心になり、全体的に重たい印象に。
長すぎる袖が気になり思うように動けない点も袖が長すぎる振袖のデメリットです。

袖が短いことのデメリット

振袖は袖が短すぎても美しい振袖姿に影響するので注意が必要です。

【袖が短すぎることのデメリット】

振袖の格は袖の長さで決まるため、袖が短すぎるとせっかくの晴れ着の格が損なわれてしまいます。

振袖の長い袖は華やかさの象徴なので、短すぎると周りにくらべてさびしい雰囲気に。

袖の長さが短いことで振袖全体が寸足らずな印象にもなってしまうので、袖の長さはかならず膝より下にくるように調整しましょう。

【振袖】袖の長さが長すぎるor短すぎる場合の対処法は?

振袖の袖の長さはバランスが大切!ベストな長さや袖が長すぎる・短すぎる場合の対処法を解説

ママ振袖などを着用する場合、身長や体型のちがいで袖が長すぎたり短すぎたりするケースがあります。

袖の長さがあわない振袖を着たいときには、どんな対処法があるのでしょうか?

袖が長すぎる場合は、多少の差であれば「底が高い草履を履く」ことで対応できます。
厚底の草履を履くことで身長が5~10㎝ほどプラスされるので、袖丈が長い振袖もなんとか着用できるケースが多いです。

反対に、袖が短すぎる場合は「仕立て直し」が必要となります。
振袖の袖をほどいて中に折り込まれた生地を出すのがひとつの方法ですが、太陽にあたった表の生地と中の生地とで色に差が出てしまうことも。

プラスで染め直しなどが必要となり、お直しに高額な費用がかかってしまうことから断念する方も多いです。

そのまま袖が短い振袖を着る方もいれば、新しく自分のサイズにあった振袖をレンタルする場合もあります。

ママ振袖の袖の長さに悩みがある方は、まずは一度振袖専門店に相談してみましょう。

花てまりのママ振袖ご相談プラン

まとめ

成人式で着る振袖の長い袖には、厄除けや若さ・華やかさなどさまざまな意味が込められています。

晴れ着としての格を表現する大切なポイントでもあるので、自分にあった袖の長さの振袖で成人式にのぞみましょう。

花てまりでは、経験豊富なスタッフがあなたにぴったりのサイズの振袖をご提案します。
身長だけでなく体型まで考慮して全体のバランスを美しく整えてくれるから安心です。

ママ振袖を着る方で、お母様とお嬢様の身長や体型が大きくちがう場合も花てまりにご相談ください。
袖の長さをはじめとする振袖のサイズ調整や小物コーディネートなど、どんなお悩みごとにも丁寧にお応えいたします。

成人式の振袖レンタルなら【花てまり】 京都/滋賀/神戸

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